2018年04月20日

平成30年度 支部会・講演会 開催報告(2018年4月20日)

 東北支部(支部長:三原 毅・東北大学)は平成30年4月20日(金)に、仙台市青葉区の戦災復興記念館にて、産学官より27名の参加者と共に「第6回 支部会・講演会」を開催しました。

奨励賞を受賞した藤田氏
 一般講演は中居 倫夫・高橋 順一幹事が座長となり行われました。
 一般講演においては7件の発表を頂きました。7名の講演者より優秀な発表を選出し、後述の支部会にて奨励賞を授与しました。
以下に一般講演演目と登壇者を紹介します。(敬称略)
座長:高橋 順一(東北鉄骨橋梁 株式会社)
101 低周波電磁場を用いた二重缶減肉評価技術の開発研究
    小野 陽平(東北大学大学院工学研究科)
102 マイクロ波探傷法による配管検査を考慮した曲がり部におけるモード変換の影響因子の評価
    陳 冠任(東北大学大学院工学研究科)
103 薄膜磁気インピーダンスセンサを用いた強磁場中の非破壊検査
   中居 倫夫(宮城県産業技術総合センター)

座長:中居 倫夫(宮城県産業技術総合センター)
104 金属の含有による毛髪の構造弾性率の変化について
    藤田 賢人(東北大学大学院工学研究科)
105 ソフト系PZTを用いた低周波アレイ用大振幅超音波探触子の検討
    菊池 洸佑(東北大学大学院工学研究科)
106 電圧固定振幅差分法を用いた非線形表面波フェーズドアレイの振幅比依存性
    中島 弘達(東北大学大学院工学研究科)
107 JSNDI主催実技対策講習会(2次試験・再認証)の内容及びその問題点について
    南 康雄(JSNDI教育委員会U専門委員長(横浜NDIアカデミー))

特別講演 木村氏

 特別講演は三原 毅支部長が座長を行い、平成29年度の島田賞を授与した木村 光彦氏(秋田県産業技術センター)により「超硬合金−金属ろう付け過程の応力緩和シミュレーション」の演目でご講演を頂きました。異材接合時の残留応力についての内容説明や測定方法など、パワーポイントを使用して分かりやすく解説して頂きました。

 支部会は佐々木 博幹事の司会で行われました。これまでご尽力いただいた燈明 泰成前支部長(東北大学大学院工学研究科)から4月1日に支部長職を交代した三原 毅(東北大学大学院工学研究科)新支部長より支部長の挨拶がありました。
 その後、表彰、議題、役員紹介が行われました。
受賞者
 表彰では三原 毅支部長より推薦説明があり、今年の表彰者は次の通りでした。
【島田賞】
 受賞者 高橋 敬一氏(株式会社 仙台エンジニアリング)
 推薦者 渡辺 稔氏 (東北職業能力開発大学校)
【奨励賞】
 受賞者 遠藤 翔大氏(株式会社 カガヤ)
 推薦者 池ヶ谷 靖氏(株式会社 ジャスト)
 一般講演受賞者 藤田 賢人氏(東北大学大学院工学研究科)
 選考委員長 燈明 泰成氏(JSNDI東北支部 幹事)
 表彰状は三原 毅支部長から手渡されました。

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 続いて議題に移り@事業報告・計画、A決算報告・予算について説明がされ、異議の無い事を確認し了承を頂きました。平成30年度の役員・講習会WGメンバー紹介がなされ、本年度も活発に活動する事を確認しました。

 最後に支部会・講演会の後は、仙台市内の懇親会会場に移動し、大塚 亮裕幹事の司会進行で行われ、懇親会会場でも活発な意見交換が行われ有意義な時間を過ごす事が出来ました。
(文責・写真撮影:仙台検査 株式会社 伊藤 剛)


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2016年12月21日

平成28年度 見学会 開催報告(2016年8月19日)

 東北支部(支部長 燈明 泰成・東北大学)は平成28年8月19日(金)に、宮城県石巻市の石巻港雲雀野中央埠頭に寄港した地球深部探査船「ちきゅう」を、産学官より15名の参加者と共に「第1回見学会」として船内見学をさせて頂きました。
 当日は快晴かつ夏日で、気持ちの良い青空の下、仙台駅から貸切バスにて出発しました。
 実は今回、諸事情により直前のご案内となり、わずか10日間という大変短い募集期間を経ての開催となったのですが、そんな中仕事の調整をして時間を作り、ご参加くださった皆様は「ちきゅう」にもともと興味がおありだったようで、「今朝青森から車で来て石巻で見学会、その後は東京へ向かいます」なんていう強者もいらっしゃいました。

 約1時間ほどの道中を経て石巻港に着くと、青空に映える白い「ちきゅう」が遠くからでもよく見えました。圧巻です。船体と一緒に集合写真をとも思ったのですが、人を入れると船が全く入りません。船の前方だけでもと思っても、今度は人の顔など見えません。全長210mは伊達じゃない…。

 ところで私、いつもは普通にヒールとスカートで参加するのですが、今回は安全のためご遠慮くださいとの事前注意があったので、「なんか今日小さいね」とか言われながらもフラットシューズで参りました。そして船内へと昇る階段で、もうヒールじゃなくてよかったと実感。ビルの2階分はあろうかという階段が、幅も奥行きも狭いしなんか丸くて怖いし、その後の通路も網アミだし…。船は全然揺れないのですが(これだけ大きいと感じないらしい)、やはり地上とはいろいろ違うのですね。


船橋  この「ちきゅう」は、世界各国が参加する深海掘削計画の主力船として、巨大地震の謎や生命の起源、地球の歴史の観測などを行い、最終的にはマントルの謎を解明するのが目的なんだそう。
 そんな説明と共に、船内ではまず船長に船橋をご案内いただきます。
 航行をコントロールするお部屋で、深い所では7km(!)にも及ぶ海底へと続くパイプが破損しないように、船を自動的に一定の位置に保つ「船位保持システム」や、その動きを司る「アジマススラスタ」(船底にある大きなプロペラ)を制御しています。
 一見するとビル内の非常にハイテクなコントロールルームといった感じで、「面舵いっぱーい!」なんて雰囲気は皆無です。ちょっと残念…。

 続いてヘリデッキへ。数か月以上に及ぶ乗船勤務の途中にある乗組員の交代は、ヘリコプターで送迎されるそうです。ヘリで出勤なんてかっこいいなーとか思いつつ、ここでやっと念願の集合写真を。ここでも素敵な背景と一緒にと思うと、それぞれの顔など分からない写真とはなりましたが、やはり証拠は必要ですからね。

集合写真 ドリルビット.JPG

 その後も船の中央部分から海底へと続くムーンプール(ここからパイプを下していくそう)を眺めながら、実際のドリルビットを拝見したり、研究区画で海底から採取されたコア試料がどのような研究をされるのかなど、大変興味深いお話を伺いました。
 海底の掘削孔に機器を入れる際など「例えば18階建てのビルの屋上から、φ1mmの針金をたらし、地上のφ4mmの穴に入れるのと同じよう」だという作業の難しさや、細長いパイプから出てくるコア試料の部位を巡って、各国の研究者がバトルの末、お子様ランチのように国旗付きつまようじが乱立する様など、まるで目に見えるようでした。

 船内の病院顔負けな検査機器も拝見しながら、X線や超音波などなど、非破壊もたくさん活用されていることに感銘を受けつつも、今回の見学で一番驚いたのは、4週間の乗船勤務の後は4週間の休暇というそのステキな勤務体系でした。4週間てアナタ!
 でも「ちきゅう」は完全なドライシップで、つまり4週間禁酒という日々だそうで、うーん…やっぱムリかも…。

ムーンプール core.JPG

 直前の地震や台風接近にハラハラしておりましたが、最終的には天気にも恵まれ、滅多にない船内見学の機会を満喫した一日となりました。最後に、今回の見学でお世話になりましたJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の皆様と、石巻寄港の予定をいち早くお知らせくださった同機構の五十嵐 智秋さんに心より感謝お礼申し上げます。
(文責:東北支部 星)
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2016年10月10日

平成28年度 見学会 開催報告(2016年10月7日)

 東北支部(支部長 燈明 泰成・東北大学)は平成28年10月7日(金)に、見学会を開催しました。 前日から仙台で行われていた秋季講演大会後の開催となり、全国各地からの参加者17名にて市内2か所の見学へと出発しました。

ニッカウヰスキー 講演大会の会場から貸切バスで30分程で、最初の見学先「ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所」に到着です。
 「自然を大切にしなければおいしいウィスキーはつくれない」という創業者・竹鶴政孝(マッサン)の想いから、電線は地下に埋設し、地形や樹木を最大限に守り設計された敷地内は、当日の青空に映える赤レンガ造りの建物と相まって、ちょっと海外に来た雰囲気です。

 ガイドさんの説明を聞きながら、まずは仕込棟や蒸留棟を見学。ここでは生暖かい空気の中に甘くていい香りが漂っています。これは麦芽が糖化している香りで、この糖がアルコールに変わるのですね。
 貯蔵庫では、焼き入れされた樽のサンプルや、熟成年数(1年・5年・12年)による香りの差異を体験できるサンプルもあり、年月によって色や香りが変化していく様子を確かめることができます。

massan.JPG そして最後のお待ちかね!ゲストハウスでの試飲とショッピングタイムです。
 仙台在住の私、以前にも来たことはあるのですが、毎度車だったため試飲は初めてなのです。
 今回は「宮城峡、竹鶴、アップルワイン」の3種をいただきました。これまでウィスキーにはあまり手を出してこなかったのですが、おいしいですねー。皆さんがお土産にと2〜3本購入している最中に、思わず隣接の有料テイスティングコーナーまで行ってしまいました。
 最後はマッサン、リタと一緒に写真を撮ってから、次の見学先へ移動します。


瑞鳳殿 2か所目の見学先「瑞鳳殿」は、独眼竜政宗で知られる伊達政宗公の霊屋(墓所)です。さすが伊達男の由来と言われる政宗公、墓所という言葉のイメージからは想像のつかない、黒壁に色鮮やかな家紋や装飾映える豪華絢爛な桃山様式の建物でした。
 ちなみに現在の瑞鳳殿は、戦災で焼失してしまった後に再建されたものですが、その再建時に発掘調査が行われ、多くの遺骨や埋葬品が発見されたそうです。 そして出土した遺骨などでDNA鑑定が行われ、伊達政宗は日本の歴史上の人物で初めてDNA鑑定を受けた人になったそうです。血液型や死因まで分かっているんですって。


樹齢380年の杉並木 その後、雰囲気あふれる樹齢380年の杉並木を通りながら二代目、三代目の眠る感仙殿、善応殿をまわり、仙台駅にて解散となりました。

 今回は講演大会後の開催という事で、全国からの参加者とご一緒できる、楽しい1日となりました。最後に、お世話になりましたガイドさん他に心より感謝お礼申し上げ、ご報告とさせていただきます。
(文責:東北支部 星)
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